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「ガンダムage」45話から最終回49話まで視聴

ガンダムage」45話から最終回49話まで視聴
45話から47話視聴。
45話は本放送当時から楽しかった思い出が。絵は綺麗だしメカ戦かっこいいし、回想で特務隊アセムと白い機体来たし。ヘルメット萌えってあるねと思ったり。共闘も嬉しいわけだけど、作画でご飯3杯いけるなと。シド戦でゼハートはわざわざアセムに跡継ぎ宣言する。決意表明するのは無理をしているということ。 だがアセムは共闘したり逃げろと言ったり小惑星爆発から押して逃がしたりと決意の鈍ることばかりする。別れ際の間が逡巡を示してるかと。イゼルカントのエデンを叶えたい。しかしゼハートのエデンの象徴はアセム。ふたつのエデンは乖離する。イゼルカントの望みを叶えると自分のエデンを壊すことになる。エデンに辿りつくと自分に嘘をつく。でも割り切れない。それで追い詰められたかなと。
45話は「爺さんを頼む」と言われ「むりだよ」と言うキオの甘えた感じがかわいいなと。ここで繰り返し説得する大事さをアセムは言う。アセム自身の説得は失敗したわけだが。キオは初めてディーン相手に説得に成功する。そのことが悲しいことに繋がる。キオは皆生かしたい。しかしこれでもかと試練。ヴェイガンの艦砲で味方が蒸発。ディーバの艦砲でキオの首狩りで生かした敵も蒸発。悲惨な集団殺戮合戦に呆然とするキオ。ゼハートとフラム2対1でもキオは手加減した。でもディーンを殺され我を忘れてザナルド殺害未遂。そんな自分に怯える。重い重い。キオの努力の甲斐無く次々と人が死に自分の中にも憎しみを見つけるし無力感が半端ない。セリックは艦長とキオへの説教とフラグが二つ。殺戮マシンの頃のガンダムage3を恨むファントム3の鉾先と艦長の成長のための人柱。因果示すようにセリックは前と違いシャナルアと同じようにキオの身を案じる説教をしてる。ゼハートのフラムへの大切な部下発言では期待してがっかりするフラムがラブコメぽくてかわいい。メカ戦はゼハートとキオのビット繭玉戦もセリックのファントム3ボコボコ戦もキオのザナルドバースト達磨戦も見応えあって面白い。ザナルドはデシルと同じアセム家男子がキレる相手の立ち位置。味方MSを道具扱いするがデシル同様単純で憎めない。彼らへの対処が三者三様。アセムはテンパり完全破壊だがフリットとキオは似てるようで違う。フリットは理性がある。キオは理性なくしてアセムに近かった。でも踏みとどまる。
48話と最終回終了。レイルが良い。レイルは初登場からゼハートの忠実な部下。初めて私情で動いたかと。フラムと一緒に死んでいいと思ったわけだ。フラムはレイルに救われたと本放送時思った。女の子は思われる方が幸せ。片思いで尽くすより。2人の主への忠実さが逆転したとも。一方的に尽くすのは惨めになる。友情にしろ恋愛にしろ自分を思って来てくれたことで、痛々しい感じだったフラムが救われた。他に自分を思ってくれる人がいると支えになる。ageは恋愛かどうか不明が多い。艦長とセリックも、ウルフとミレースも。でも支えになってる感じはある。48話最終回ともに情報量多すぎて大変。とりあえずゼハートのエデン幻視=アセムはメデルザントの時と同じ。前に手を伸ばすシーンは初対決敗戦時のアセムと同じ。目の前の届かない物に手を伸ばす。このシーンはフラム、イゼルカントにもあるねと。ゼハートの「イゼルカントの願いを叶えたかった」とはもはや自分の願いではなかったということ。自分の願いを叶えることは許されず主君の願いも叶えられない。何のために生きたのかわからないとアセムに自分の心情を吐露する。つまり生きた証かと、それに応えてアセムはお前がいたからと言う。その言葉をゼハートがどう受け取ったかは後述。MOEの理由は死んだ者達の無念のためだっけ。
ゼハートVSアセムの最終対決はスロー映像で見たかった対決。アセムはコックピットが見えたからパンチ寸止めしたのねと。台詞が濃くていい。「人が人であるためのエデン」はダウネスでのゼハートの言葉。聞いたゼハートの表情の変化がいい。言葉の意味以上にアセムが25年間の自分の言葉を覚えてたということだから。「逆にお前がいたからここまでやれた」はアセムは別に昔の言葉を言ったわけでなく今の心情を言ってる。でもそれが学生時代ゼハートが言われて嬉しかった言葉と同じだったと。それにありがとうと答えてるから幻視してる過去のアセムに返事しているんだなとも。台詞すごい。台詞の裏にいろんな意味が隠れてるのがageの面白いとこ。
最終回のフリットの暴走。立ちはだかるキオにミサイルの先をコツンと当てるのがすごく子供っぽくていい。その後子供になる布石。「だったらどうすればいいんだよ」という言い方が子供なのがいい。大河らしいのかな。大河ドラマで結構最終回で子供の頃が出たりするし。最終回のフリットとキオが互いに褒めあう。お互いに腹を立ててたけどやっと評価が元に戻ったんだなと。尺があればアセムのカットも欲しかったとこだけど、頷くくらいだしなと。アセムフリットが懐柔されることもキオが自分を信じてやり遂げることも信じてたようだし。フリットへのXラウンダー共鳴「自分を許してあげて」。自分の無力さに苦しんだキオだから伝えられる、弱さの肯定と許し。この帰結は救世主らしくていいなと思う。「ガンダムW」の「強者などどこにもいない、人類は皆弱者なんだ」を思い出したり。
細かいとこで、オブライトの最期でアセムが「オブライトさん」と呼ぶ口調が同僚らしくていい。また一緒に戦ってたわけだなと。おそらくディーバ内でも会ってただろうけど通信だけど顔会わせるシーンここだけだから余計。本放送で疑問だったディーバクルーの海賊船乗っ取り。クルーは休めないから海賊船を地球軍の指揮下に入れるのを承知したと。でもアセムに聞かず、フリットが勝手にあえて指揮下に組み込んだ気がしないでもない。チャンスとばかりに。実際他の戦艦に移送でよかったわけだし。
あとage3のレギルス追撃撃破。今まで押さえていただけにキオの完全FXバーストは派手な長崎アクションでカタルシスあった。救出したゼラが胎児の姿勢でイゼルカントの生誕に見える。その前の壮絶トリプルガンダム対レギルスも面白い。しかし最終回はやはり駆け足ー。あと1話あればと思わずにはいられない。