BLUE HUMAN

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文豪ストレイドッグス小説シリーズとギルドレ1巻

文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」
太宰と中也の出会いの話。映画特典小冊子完全版。三期でアニメ化されたけど、台詞が割と同じでびっくり。監督が小説を気に入ってたそうで台詞のひとつひとつ大事にされてたんだなと思えるね。でも森さんの太宰への期待と思惑や、二人が共闘する前の会話のエモさは小説ならでは。アニメは大きな感情は表に出すけど、細かい心情を表情に出さず、代わりに演出や背景美術に表す作風というか方針。特に大人キャラの本心はアニメでは視聴者の想像におまかせな感。森さんは太宰の利発さへの脅威を感じつつも片腕になってほしいと期待しているとはっきり語られる。中也は共闘する直前のシーンで、太宰に信じるかと問われて、生きたいと思ったのかと本心を問い、まだわからないと諦めたように答える太宰の一瞬寂しげな表情を見る。太宰は死にたいのではなく生きたいと思いたいのだと。本心を見たからこそ共闘すると決めたいう説得力がある。言葉はアニメと同じでも、エモくて全然違う雰囲気のシーンになってる。監督は太宰と中也でそういうメロウなやり取りはない方を選んだと。アニメは違うと勝気で少年漫画的な応酬になっていた。
表情をどう出すか、表情以外で出すか。例えば同じボンズ作品の「ヒロアカ」の長崎監督や「ハガレンFA」の入江泰浩ならこういう細やかなシーンこそ表情で描くだろうなと。
あと、太宰が切りつけられて戦闘自体はほぼ戦力外で、中也はアニメ以上に容赦なくボロボロにされてる。アニメでも血まみれのボロボロでも萌えでよかったなと思ったり。

「ギルドレ」
朝霧カフカ著。1巻。近未来に謎の生物たちが跋扈する荒廃世界。生物たちと戦う未来選択肢を選べる主人公と、ドローンと呼ばれる能力を使える子供たち。ウェブでほとんど掲載していたとは。でも次巻への繋ぎが面白そうで。2、3巻まで出てますね。2巻が主人公と少年に萌えっぽい部分があると情報があるので、一般書籍は別にまとめてるけど、萌え要素ありと思って一応こっちで感想を。