BLUE HUMAN

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文豪ストレイドッグス小説シリーズ

文豪ストレイドッグス BEAST朝霧カフカ
映画の特典冊子の加筆修正版。敦と芥川の立場が逆なら、というif物ながら、オチでちゃんと今後の本編の一部におさまれる体裁。さすが原作者。孤児の芥川は黒衣の男に妹を攫われる。探偵社に拾われ男への復讐を胸に生きるが、妹の消息を知りマフィアのビルを来襲しマフィアの敦と戦う。本の半分が新双黒のバトルシーン。視覚的で行き詰まるバトルはアニメ向き。アニメ絵でシーンが浮かんでくる。ボンズのやりすぎアクションで見てみたい感。国木田や賢治や谷崎ら探偵社の面々の派手な活躍もある。ラストが太宰の投身自殺だけど、ED後に現実世界の太宰というオマケシーンをつければアニメいけそう。if世界でも太宰さんへの執着が動機と、芥川くんは揺るぎないね。それでこそ芥川。太宰と織田作の酒場の逢瀬は、織田作の一人称でハードボイルドのウェットなシーンみたい。探偵織田作はフィリップ・マーロウかしら。レイモンドチャンドラーお好きらしいし。くたびれて猫を飼ってる「ロンググッドバイ」のエリオット・グールドフィリップ・マーロウ。if世界に来たその世界を作った外の人間は「SSSグリッドマン」みたいな認識かな。作られた不安定な世界でもそこの人間達も生きている。外から来た人間は造物主であり世界を弄る異物であり、元の世界に帰る時が来る。太宰は「シュタインズ・ゲート」の岡部みたくif世界にあっても現実の意識を持っている存在になのかなと。理由も知らされず、ただif世界の太宰に死なれたif世界の中也はどう思ったのかと。
小説「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」岩畑ヒロ著
映画の小説版。アニメではセリフで語られるだけで、わかりにくかったドラゴニアルームでの3人の思惑が地の文でよくわかる。原作・朝霧カフカと脚本・榎戸洋司全面監修。榎戸洋司脚本の映画をほぼ忠実に小説にするための別作家執筆かと。朝霧カフカさんなら盛ってさらに加筆されたかも。それも面白いけども。