BLUE HUMAN

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アニメ映画「この世界の片隅に」『メアリと魔女の花』とジャンプ漫画

アニメ映画「この世界の片隅に
すごい作品。監督の思い入れとベテランアニメーターの技術の全部盛り。原作は2冊だけど密度が濃いけど、脚本構成が上手い。レシピや裁縫や生活ちゃんとあり。筋追うのではなくトリッキーでもあるアニメ表現の面白さで見せる。技術監督片渕須直、原作こうの史代。広島の女性の嫁ぎ先の生活と戦争。終戦までの話。戦時中のことを監督がすごく調べたそうで。絵の得意な主人公の心象を絵で表現する処理とその変遷。のんさんのふわっとした声だから後半の残酷な展開も引き立つ。でも普通に人々の生活は続いていくラストもいい。監督が男性なので、男性視点が加味されてるそうで、旦那がとても嫁が好きな感。幼馴染訪問時のエピも当時なくはないことらしく。原作は友達になった遊郭の女性と旦那の関係を知りもやもやするエピがあったが、今回削ったそうで。夫婦共双方の昔は恋愛は気になると。完全版で復活させるかな。

メアリと魔女の花
娘も最後まで見てたり。謎の花を見つけた主人公が魔法学校に迷い込み、戻ったもの身代わりに近所の男の子の攫われてしまい。絵はジブリでも話も雰囲気も違うね。主人公の心の描写は丁寧。でも登場人物がとても少ない。ジブリのようにアニメ作画すごいとか、映画としてテーマや魅せる場があるわけでもない。でも登場人物に好感が持てる。これは意外と最近のアニメには多くないので、長所じゃないかな。TVアニメに向いてるスタジオかも。ハウス名作劇場的な方向でどうかな。

「へそまがり昔話 前・後編」
ロアルド・ダールの CGアニメ。前編は赤ずきんと白雪姫が友達という設定で三匹の子豚も混ぜた話を狼がベビーシッターに物語る。後半は赤ずきんの留守にベビーシッターに扮した狼が復讐に来て子供にジャックと豆の木とシンデレラを混ぜた話を物語る。復讐せず帰った赤ずきんに挨拶し去る渋いラストもいい。どんなのかわからなくて録画したけど、ロアルド・ダールでびっくり。ジャイアントピーチとか、チョコレート工場の秘密の。放送では「ロアルド・ダールの」の枕詞をつけた方がいいと思う。もったいない。てっきり実験ミニアニメかと思った。

「東京喰種」
今朝の読売新聞に石田スイさんが一面で東京喰種について語ってますね。やはり難しいテーマを悩みながら作品を作ってらしたよう。10月からのアニメも楽しみ

「呪術廻戦」
今回は不意打ちエグいのきましたね。化け物のフォルムはすごくいいと思ってたけど、見せ方ナイス。これぞもう一つのジャンプ漫画の系列。冨樫義博先生の系譜。ジャンプの影の方の柱になりそう。