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「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ: ライジング」 ネタバレなしバージョン

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ: ライジング」
ネタバレなしバージョン
本気の長崎監督映画でした!アクション、エフェクト、重たい肉弾戦、破壊の美学、ボロボロの面々、漂う悲壮感。ストーリーもいい。うっかりネタバレ見ちゃったけど、知らないほうが絶対面白い。娘がびっくりした顔してた。
かっちゃんとデク君が序盤でじゃれあい、中盤でもう死闘、クライマックスでまた死闘。メインは2人ではあるけど、クラス全員個々の個性を細かくフルに使い、連携してのアクション三昧。だれるところがないのに、エモーショナルな部分も丁寧。今回は敵が昨今のアメコミ的で悲しくてのキャラが立ってた。去年は魅力ゼロのただの悪役だったし。敵は大事。
長崎監督が4期でなく映画を選んだのもむべなるかな。これは他の人にまかせられないわけだ。カロリーといい、繊細さといい、熱量といい。
ジャンプのアニオリ映画は話より、アクションを見に行くのが伝統で、前回のヒロアカ映画も例に漏れず。でも去年は娘にとってアニメ映画が豊作で、幼女戦記、fateFA、最近wowow で見たPSYCHO-PASS映画3本。話もアクションもいい作品がある。娘も私もアクションさえよければでは足りないなと。でも今回は話もばっちり。
前作と比較して、作者が脚本に細かく注文を入れたのがわかる。群像アクション映画だし。例えば黒澤映画は多人数を動かすために、監督含め複数の脚本家で協力してた。黒田脚本は勢いで書くそうで、ガンダム00の時は水島監督が直させると上手いかなくて結局まかせたそうけど、今回は直しがよかった感。直してなければ、全員死闘に参加させることなく、前回みたいなカロリーセーブ映画だったろうなと。
脚本の本に現場で制作可能なように作れとの教えがある。プロ脚本家は現場を考えて無理ないよう作る。でも現場度外視で作ったものは飛躍する可能性がある。「亜人」の映画はグロな題材なのに本広監督は器用に撮っててR12でなく家族で見れる。TV出身なので逆はできないと監督。「東京喰種」はグロな題材を堂々R12でグロく撮ってて人を選ぶが艶がある。今回のヒロアカはこれ死ぬよねという容赦ない表現も多い。
実写でもアニメでもカロリーセーブするテクニックはプロの技。ガンダムなら盾で隠す、斬る前と後のみ描く、刀の動線だけ描くとか、他には止め絵、アップ。豆腐でも肉の味つければ肉と同じみたいに意味はわかる。しかしがつんと高カロリーを出されると、やっぱり肉だよねと思う。
ちょい気になるのは原作にあった台詞をそのまま使ってるとこかな。アニオリでよくあるけど、同じ台詞をなんで使うのか意味がわからない。パロディじゃないんだから。しねとクソはかっちゃんの口癖だけど、「寝言は寝て死ね」と「自分を曲げて協力した」は原作で一度しか使ってない。全部「クソが」でいいような。
アニメの俳優起用は難しいけど、ヴィラン役の今田美桜さんが予想外によかった。娘は早見沙織みたいな声でいいねと。井上芳雄さんはミュージカル俳優だから安定。
映画第三弾するかな。前回封切ってすぐに次回作の相談始まったそうだけど。これの次って難しそう。作者は最後って言ってるけど。もしあるなら、トップ3のスリーマンセルかしら。今原作でやってるし遠距離、中距離、近距離の振り分けもできなくはない。また全員野球で相手もチーム戦だと面白そう。でもまた高カロリー映画だと監督が5期も映画に行っちゃう。
普通のジャンプ映画だとゲストキャラのミッションを選抜メンバーで解決という量産パターンがある。ほぼ原作から離れるので別物として作画祭を楽しむ感。たまにナルトだとプロ小説家が原作とか、ワンピだと個性の強い細田守監督の起用とかある。でも、今更ヒロアカじゃなくていいような、オリスト映画は辛いな。
ヒロアカ映画、そろそろ話数が初見にハードル高くなってきたので、総集編もいいかも。同じジャンプ系でもIGの黒子やハイキューは総集編系。新カット入れて3期までのストーリーで2本か3本に分けて編集して。同じ長崎監督のガンダム00の総集編みたいに。あれは特に1と3はアクション中心で初見向きだった。
公開初週の全国映画動員ランキングで3位。邦画で1位とは。1位SW、2位アナ雪2。春休みのドラえもん、夏休みのポケモン、GWのコナン、、、住み分け?