BLUE HUMAN

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「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ: ライジング」 ネタバレバージョン

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ: ライジング」
ネタバレバージョン
腐女子視点入ってます。
ついでにイラスト置き場から1P漫画。



映画見に行きました!ネタバレ見ちゃったのでもう行きました。
娘がこのシーンのネタバレ見たんだね、犠牲になってくれたねと。
そう、デク君がOFAをかっちゃんに譲渡するという情報を食らってしまったの。最近書いた小説「魔法の言葉」でデク君が個性譲渡したその後の話を書いたから、わあって感じもあったり。
今回は勝デク祭りでした!リバ派の娘も喜んでたので勝出勝祭りね。かっちゃんとデク君がいつか手繋ぎしたら嬉しいなと思ってたら、2回も繋いだ!中盤でしれっとかっちゃんが手掴んで、お!と思ったら、終盤でがっつり手掴んでくれておおお!となった。譲渡の時のかっちゃんがデクを呼ぶ掠れボイスも萌えでした。手繋ぎだけでカットされてたけど、個性譲渡には摂取が必要なのでかっちゃんはデク君の血を舐めてるはず。←どうやら指の血が混ざっただけらしい。結局DNAを経口摂取してないから、力が戻ってきたってことかな。
最終回案のひとつだったそうだけど、原作がこの最終回でなくて良かったとも思ったり。ヒーローものでは中盤の山に力を失い、取り戻して終盤バトルというパターンがセオリーだけど。失って終わりはさすがにね。
譲渡シーンでは、久しぶりにデクくんのクレイジーな部分を、かっちゃんが見たって感じね。ヘドロヴィラン以来なのでは。多分自分のためならここまでできない。人助けなら我を忘れる全部捨てちゃえる。かっちゃんが畏怖を感じる狂気ってこれだなと改めて思ったり
子供達を怒るかっちゃんを止めようとするデク君、結果じゃれてる幼馴染萌え。子供とデク君の会話を毎度よろしく立ち聞きしてるかっちゃん。中盤終盤バトルとも、デク君の危機いいタイミングでかけつけるかっちゃん。非常時には言葉交わすことなくてもツーカーで連携する幼馴染み萌え。無駄に子供っぽい意地を張らないし、助けようと素直に手を掴むし、デクが言う前に譲渡の意思にも気付く。誤解が解けて、成長した2人はこうなるって図だね。
正直かっちゃんとデクくんはハリネズミのジレンマというか、デクくんがびくつき、かっちゃんが突っ張るのが、魅力的だったけど、わかり合った後もそうなのはおかしなことだし。とはいえ、自分と同列の仲間と集うデクくんと、自分を中心に仲間が集まるかっちゃんとは友達になりにくいね。でも、仕事仲間になるなら、幼馴染阿吽の呼吸で最高の相性だと思うし、腐的には夫婦ならなおよしかと。
「ヴィンランドサガ」で作者曰く、少年の頃の主人公が良かったと言われることもあるけど、成長すると戻ることはないものなのだと。原作主人公は大人になってしまったけどアニメは少年期なので尖ってて魅力的。未完成の魅力とは、成長するから魅力的ってとこもある。成長型主人公のジレンマ。箱庭型物語の成長しないキャラ物にはない悩ましいところ。
今回の4期終わっても映画の時間軸に追いつかないね。原作240話で原作とリンクしてるそうなので確認してみたけど、ヴィランアカデミアの最後に、博士が何かを運んでくれ言ってる。そういやその話の回収がなかった。脳無かと思ったけど、ここでナインを運んでたらしいね。エンデヴァーの顔に傷あったらしいね。ホークスと面識ある含みもちゃんとあったし。
ふたりでとどめをさす最後のシーンは抽象画みたいで、よくわかんなかったと娘。なんか光っててすごかった。体育祭の轟くんVSデクくん思い出したし、中村豊さん担当かな。
少年漫画は原作見ると賢者モードになってしまって、二次頭にするには原作は脇に置いておいてってなるものだけど、ヒロアカはなぜかそうならない。全然やっていい気がする。アニメ見ても賢者モードにならない。どんどんやれって気がする。堀越先生も長崎監督も勝デク押してるし、長崎監督は隠れ腐男子ではないかとこっそり思ってる。
シンゴジラスーパーサイヤ人というささやきがあった理由もわかった。かっちゃんはもともとベジータ意識したキャラだったけど、今回ほんとにベジータだったね。キメラのシンゴジラっぷりたるや島壊れたでしょこれレベル。
震災を経てることもあり、ただ敵に勝ってOKではなく、災害にあった人々の援助や被災地復興をどうしてるのか、見てる人は気になるよねという視点が入るところ、今どき感覚だなと。
前回の映画は勝デク日照りだったので、封切後も映画的にはともかく、CP的な盛り上がりが少なめで、比較的冷静な反応だったけど、今回は感想祭で嬉しいな、ほんと祭。
勝デクがすごいけど、新鮮なとこでは路地裏組の飯田×轟もあった。CPは前回と変えてきた感。クラス全員バトルに参加してるけど、中盤バトルと終盤バトルでチームの組み合わせをシャッフルしてるのが面白い。メンバー変わると戦い方も変わる。瀬呂くんはどの連携でも便利、轟君の絶対零度がめちゃめちゃかっこいい。エンデヴァーに抱きしめられて迷惑そうでかわいい。
あと、子供達は「おジャ魔女どれみ」みたいでかわいかった。容赦なくひどい目にあってたし、難しい選択もさせられて、ドラマ的にも意味があったキャラ。ゲスト子供が2人いるのも、デク君とかっちゃんにそれぞれ振り分けるためだね。弟がデク君の映し鏡なら、弟の夢を否定する姉の方は、デク君に同じこと言ってたかっちゃんの映し鏡だなと。ついでに、弟のヒーラーの個性は医者向きだけど、ヒーローとしてもリカバリーガールと同じで便利。かつ姉の幻を見せる能力は「文スト」の谷崎の異能と同じだし、強力な個性だなと。
前回映画は、ゲストヒロインの無個性設定が父の動機じゃないなら作った意味がないし、脚本が練れてないなと感じた。今回は作者協力してるから脚本がよく練られてる。おそらく脚本としては2時間弱でさばける人数はとうに越えてるし、模範ではない。同時進行の場面転換が多く、全バトルに決着つけるシーンもある。だからこそ無理ゲーをこなしているところにこそプロの仕事を感じる。
ジャンプにスピンオフ漫画が載ってるね。去年も同じ作者さんで同じく前回の映画の頃に載ってた。今回は別紙のスピンオフ連載の宣伝も兼ねてるかな。作者のあきやま陽光さんは堀越先生の元アシで、ヒロアカスマッシュの作者も、絵が似てる新連載の作者も元アシだそう。

再掲。ワンドロお題で描いたものだけど、こんなシーンが映画で見られるとは思わなかった。神野の手繋ぎ諦めの回収はあるといいなと思ってたけど、あっても最終章になるまでないだろうなと思って描いてたもの。
しばらくたったら映画の漫画描きたいなと。

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