ヒロアカ映画
親子で鑑賞。アニメ映画は私は「銀魂完結編」以来、旦那は「ポケモン」以来。ポケモンは映画だとアニメと格段に違って、背景や効果がリアルで画質上がるけど、ヒロアカはテレビと同じね。アクションもCG増しだけどほぼ同じ。それだけテレビのアクションがすごいわけだけど。長いアニオリ回という感。原作で活躍少ないキャラを面白く使ってたね。耳郎ちゃんや峰田君の使い方は原作ではなかなかないところ。
前半はゆっくりだけど、後半のアクションはすごかった。ボンズとガンダム合わせたよう。敵の能力がエルリック兄弟の錬成みたいで、出し方も似てたからハガレン思い出したり。生瀬さんと志田さんの声も良い。娘は二ノ国2のエヴァンの時より上手いと感心。
お話展開は予想が当たったなあ。父親が道を踏み外し娘が叱る。冊子はいい！カバーもあるからジャンプコミックスに並べられる。
さて、原作者とアニメスタッフは違うからしょうがないし、完全オリジナル脚本だしと割り引いて考えてるけど。やはりツッコミは入れたい。
かっちゃんの解釈はいつものアニオリ通り、やはり単純馬鹿なキャラになった。さらに映画ドラえもんの綺麗なジャイアン的な面も多少加味という。
かっちゃんはデクくんにいきなり飛びかかるし、デクくんのリアクションも変だし、轟くんに絡んで構ってちゃんだし、切島に礼言うし、オールマイトに発破かけるし、どうも違う感。
原作かっちゃんは普段はデク君への絡み方は抑え気味、轟くんにはデクくん絡みの体育祭以来基本興味なさげで自分からは関わりにいかないし、原作ではグループか一人でいるかで、切島と2人でいる描写はない。2人で来るとか二次ネタかと。かっちゃんは学校強制じゃないと来ないだろ。オールマイトに対してこの頃は掛け声上げるデレはなくツン。だから原作の勝てやオールマイトが生きる。暴力的だがいい奴みたいな、よくあるステレオタイプに改変してはめ込まれてしまった感。デクくんには威嚇轟くんには喧嘩切島くんは腰巾着なキャラに決めれば楽に書けると思考停止してる感。そんなキャラに魅力ない。
いろんなカプに目配せしてたね。主にかっちゃん関連で。轟爆切爆勝茶。勝デク的にはんーいまいち。轟デクもイマイチかと。勝デク絡ませるの書きにくそう。元いじめっ子がなんで関わるのみたいな感。男ツンデレが理解し辛いのかと。兄弟みたいなもんと考えればいいのに。お茶子ちゃんが嫉妬するシーンは不要。彼女でもないのにそんな変な態度取らない。
脇同士の格差友達カプ、ケンカップルはBLに多い。アニスタにもいそう。でも描写多すぎ。アニメオリジナル解釈推されるとしんどい。原作はデク中心の関係なんだし。だからヒロアカが好きなんだし。逆に原作同様勝デク轟デク推しだけだとアニメ解釈派はしんどいかもだが。ならいっそカプネタは不要かと。カプ要素のない健全で意外な組み合わせを数々出せばいい。娘は勝デクでも二次で妄想するから勝デク描写なくて良かったと言ってる。
今後映画続くなら、ストーリーに力を入れる必要があるかと。1時間を伸ばすより、映画銀魂並みの3時間の話を2時間に泣く泣く削ったくらいの密度が。アクションすごいのはいいけど、普通の視聴者はさほどアクション興味ない。ストーリーのが大事。娘でも引き伸ばしてると言ってたくらい。
今回の映画は前半が冗長。紹介長く生徒一人一人登場シーンも長い。結局全員来るなら一気に連れていけと。最初の回想もちと長い。 パビリオン紹介も長い。ビルに登るまでの会話も原作リピートだから削っていい。今の子供にはスピーディーな展開が大事。
それにデクくん以外来てるなら1人だけはぶられてたことになる。かっちゃんとか立ち聞きしてて皆全員こっそり来たとかできる。
敵がボスの他ザコとミニタチコマだけなんてキャラ弱い。ジャンプ系映画なんだからキャラ立ちした敵キャラ沢山必要。映画はブリーチもナルトもやってるし。
最初の力比べイベント参加をしっかり1エピソードにして前半の山にできるし、ビルを登るならキャラの立った階層ボス作って、次々攻略して人数減っていくダンジョン系にできるし。おまだれなかっちゃんはやたら出すよりターンで1回出番のが生きるし。
パビリオン紹介するならここも戦いの舞台にするなら意味があった。絵的な舞台の派手さが出るし。なんならここでホテル待機の生徒も活躍できる。
原作でカチコミ編やるだろうに今ダイハード的なのやるなよと。以前アニオリでタコ怪人出してたし、アニメでネタ原作先取りするのは良くない。神野の前野設定なのに飯田くんもヤオモモも切島もかっちゃんも神野ネタやってるの良くない。神野で初だから意外性があるんだと。
来年もし映画化やるなら総集編がいい。長崎監督のガンダム00の総集編1と3は一見さんにすごく良かった。アニオリより原作通りがいいねやはり。ハイキューや黒子みたいに。いつか黒子や銀魂みたいに原作者に絵コンテ漫画描いてその通りに作ってくれると嬉しい。
