「チェンソーマン」両手に花だとウキウキしていたら、彼女は。キャラが魅力的でモンスターも魅力的。お馬鹿かわいい主人公に普通のヒロインらしくないヒロイン達。モンスターが怖くて不気味。モンスターが魅力的なのは大事。webから週間に来て作画が大変そうだけど、すごくジャンプ的な漫画
「SPY×FAMILY」
遠藤達哉著。スパイが任務のため家族を作るが、養女は超能力者、仮の妻は殺し屋だった。夫妻はお互いの正体を知らず、養女だけは知っている。売れてるらしいのでジャンプ+で読んでみた。きちんと面白い。時代がハガレンと同じなせいもあるけど荒川弘さんとちょい絵が似てるかな。有望株。
ジャンプにギャグ漫画が少ないなあと娘と。「ミタマセキュ霊ティ」は楽しみにしてて、毎回娘と一緒に読んでるけど、今や唯一の貴重なギャグ漫画枠。セキュ霊ティの意外な順位の高さから見ても、今時センスのギャグ漫画が求められてると思うのだけど。ドラマでもギャグやユーモアの冴えたものが面白いし。生田斗真主演の「俺の話は長い」は昔懐かしいホームドラマだけど、弁のたつ犬猿の姉弟というベースでとにかくぽんぽん言い合う会話で笑わせる。笑いは大事。
「不滅のあなたへ」大今良時著。
大今良時著。ファンタジー。不死で存在である主人公フシは関わった人間が死ぬとその姿になれる。遠方にあっても死を知り、月日がたつごとになれる姿が増えてゆく。生贄の少女、仮面の少年、罪人の島の人々と関わるが、彼をノッカーなる化け物が追ってくる。逃げるばかりだった主人公は人を作れる力を獲得し、ノッカーとの戦いを決意する。主人公は狂言回しではなく彼本人の物語。主人公に関わる人々が最初はいい印象を持つキャラではないことが多く、話が進むにつれいい印象になってゆくのが面白い。執念深く彼を追う女戦士ハヤセもヘイトキャラだったのが、子供に、孫にと代々主人公を追う宿命を受け継いでゆくうちに物語での役割も変わってゆくという。
「聲の形」全7巻。大今良時著。主人公は聴覚障害で昔虐めた元同級生の少女と再会。過去を悔いて友達になり過去の元同級生や今の友達と共に自主映画を作ろうとするが、過去の虐めが暴露され。京アニ映画の方を先に見た。映画の撮影企画と、映画では謎のままだったイケメン君の掘り下げがある。イケメン君は元いじめられっ子だった。主人公視点だと関心がなくて顔に×のついた人ばかりになるし、漫画は視点が彼女、友達、彼女の妹と色々変わる。漫画は群像劇だが、映画は主人公と彼女の話でまとめられてる。過去の過ちと償い、行き違いと歩み寄り。当時はどうにもならなくても、時間が経過すれば、その気さえあれば取り戻す機会はあるのだと。