「モンスターズ・ユニバーシティ」
監督脚本原案ダン・スキャンロン。前作の「モンスターズ・インク」は監督原案ピート・ドクター。明らかに作風違う別作品。後半から面白い。前半はサリーが屑過ぎてちょっと前作と別人。主人公マイクだからって下げすぎかな。アニメ表現は愉快だけどキャラの嫌な雰囲気に微妙な雰囲気だった娘。後半キャラが仲良くなってからやっと文句なく楽しくなったようで。個人的に前半エピソードは短くていい。せめてギスギスシーンはもっと少ない方がいい。成長物にこだわる罠というか。初めから屑なキャラは見ててきつい。悪役はヒールでいいけど、それとは違うわけだしね。主人公陣はヒールじゃない。なのにその出番が多いと嫌な雰囲気が長くなるわけで話の印象自体が嫌な感じになる。ギャップ狙いなのかもだけど。はじめに何らかの好感が持てないと。マイナスなキャラはそこから上げてもマシになるだけ。はじめはいいやつかニュートラルで途中屑になって下げだけど成長して上がる方が。第一印象は大事だと。
「スーサイド・ショップ」
パトリス・ルコント監督の初アニメ。オシャレでシニカル。暗い町で自殺用品店を経営する暗い家族。明るい末っ子と友達は僕達の親がいなくなるかもという危機感を抱き行動する。原作はジャン・トゥーレの小説「ようこそ、自殺用品専門店へ」。
「ユンカース・カム・ヒア」
少女の飼い犬は喋るミニチュアシュナウザー。ある日犬は少女に3つの願いを叶えると言う。母と父が共働きだけど家政婦と好きな家庭教師がいて犬がいて、それでもさみしさは。木根尚登原作。児童書の挿絵みたいなキャラデザで動きが細やか。少女と犬が夜空を浮遊する場面がいい。背景動画がスノーマンみたいで凄い。「マルモのおきて」の喋る犬の元ネタとの噂。