BLUE HUMAN

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ジャンプヒロアカ!感想と考察もどき

ジャンプヒロアカ!
脳内先代会話は意外と早く終わったね。デク君と死柄木は限界だけど、ヴィラン連合も逃亡じゃなく何かをやらかしていきそうな。とりあえずかっちゃんとエンデヴァーの容体はすぐにわからないようね。傷よりも気になることがあるのだけど。AFOがデク君内の個性を狙って伸ばした鞭が二人に当たったということは、ひょっとして個性盗まれてるんじゃないかなと。OFAは簡単に抜き取れるものではないことは映画第二弾でわかってはいるけれど、他の個性だとするっと盗めるみたいだし。
かっちゃんが傷つけられて、ではなく侮辱されたことで怒りに我を忘れるというデク君。ほう、怒るポイントはそこかと。バトル物で傷つけあうのはお互い当たり前なので、友達を傷つけられても怒るポイントではないのね。実際死柄木の方が消し炭寸前で重症であったりする。でもあいつは弱かったと侮辱されたら怒る。これ少年漫画のセオリーね。傷つけられたこと事態で怒るのは非戦闘員の場合ね。ヒロインとか女子供や非力な存在。
ライバルが庇うのがドラマになるのは意外性からだね。例えば不仲ではない場合、普通の親子や恋人同士や先輩後輩なら庇ったとしても意外性はない。逆にこれらの場合は庇わなかった方が意外性があってドラマになるかな。
例えばミリオはヒーローなのに被害者を見捨ててしまった。だからドラマになる。しかも助けようとした後輩を止めてまで見捨て、僅かな救える機会をふいにしたと後で知ることになる。一般人なら仕方ないと思えても彼はヒーローを目指す者。だから必死でエリちゃんを助けようとし、個性消失の運命も笑って受け入れる。彼は見捨てた時から罪人になった。贖罪は簡単ではなく身を斬る覚悟が必要という重いテーマ。贖罪とは残酷な物語なる。側にいたデク君はミリオが止めたことを責めないし、逆に自分のせいだと思っているのがまたミリオの罪悪感に拍車をかける。結果的にデクに罪悪感を持たせてしまった。ちょいキリスト教的な考え方かもね。罪を自覚したなら贖罪は、命や一生をかけるレベルになるというか。ヒロアカの根っこにあるアメコミは西洋圏のものだからかな。
ミリオに事務所の計画の是非を決定する権限はなく、学生である後輩に怪我させられない。デク君だけなら無謀でもなんでもオーバーオールと戦っておそらく大怪我していたとミリオは思っただろう。実際はOFAぶっぱして切り抜けた可能性もあるのだが。プロでも難しい選択だけど、計画の遂行でも虐待児救出でも行った結果がどうるかその是非はわからない。その場にいなかったヒーロー達にも本当はミスだと断ずることはできない。しかし仕事と割り切れるのがプロ。ミリオやデクがでも割り切れないのは若いから。
結果としてミリオもデク君も命がけで挽回したことでプロに認められる。ミリオにとっては個性喪失という贖罪、デク君にとっては、リミッターの解除に繋がったかもしれない。インターン前には多少周囲の心配を自覚して、自分の命を軽視するのを律していたけど、元通りになったようね。現在のVS死柄木は周囲の制止を聞かず、自分の命を全く勘定に入れない戦い方をしているわけだから。
頑張れって感じのデクだ、という言葉を思い出しているかっちゃんの目に映るのはボロボロになりながらも戦うデク君という。悲壮感のある上手い効果。がんばれって感じのデク、の行きつく先を彼だけはわかっていたのではないかな。そういえばかっちゃん、デク君がヴィランと戦ってぼろぼろになる現場って初めてみたんじゃないかな。事後は見てるけど。