映画「ハーモニー」
伊藤計劃原作。監督なかむらたかし、マイケル・アリアス。制作STUDIO 4℃。健康監視システムを人々に組み込む医療社会。自殺が多発し脅迫が。女主人公は学生の頃自殺した女子学生が絡んでいると知り謎を追。彼女の生存を知るがその目的とは。意識の存在と死の雰囲気。正義や任務より主人公の個人的意志を全うしての皮肉な結末。「虐殺器官」を以前読んだが、なるほど同じ原作者だなと納得。意識と意思の話として「虐殺器官」「ハーモニー」「 屍者の帝国」と続く感じはある。でも「 屍者の帝国」は共著なので結末違う肌触りではあるが。
映画「屍者の帝国」
屍体を蘇生し労働力として使うスチームパンク世界。英国人主人公は無断で友人を蘇生し、諜報機関の仲間と共に屍体創造の秘密を記した手記を探索する旅に。友人の魂を得るため魂の在処を探すため。実在や架空の有名キャラ多数登場。伊藤計劃・円城塔共著。制作WIT STUDIO。原作から色々変更があるようで。友達と女ロボットどっちがメインヒロイン？とかラストで敵が二人になったがなぜ？とか。気持ち的に辻褄合わなかったのは変更のせいかと。派手になってはいた。暗くはないスカッと娯楽物。
