BLUE HUMAN

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「ミステリと言う勿れ「ゴールデンカムイ」「ブルーピリオド」

「ミステリと言う勿れ」
田村由美の新作。続編だそうだが面白い。主人公はバスジャックに遭う。だが犯人は乗客に質問したり休憩させたりし、乗客も不審な人がいる。人間模様タイプのミステリ。ストーリーに関係ないだろうが主人公の哲学語りが面白い。子育て参加を米国人父は権利と思うが日本人父は義務と思うから米国人のそれを理解できないとか。なぜ人を殺してはいけないのかの答えとか。考えさせる。でもうちの旦那には子育て参加は権利かと。なぜ人を殺してはいけないか。殺してもいいそんな国にいけばいい。すぐに殺されるだろう。貴方が殺されないのはここがそういう国だからだ。自分は殺されたくないが人は殺したいというのは、優位に立ちたい、支配したい劣等感の裏返しである、と。作者がよく考えた答えなのだろう。今後も色んな考え方が出てきそうだから楽しみ。事件自体も面白そうだし。
ゴールデンカムイ
作者の野田サトル先生は北海道の漫画家さんですね。北海道の漫画家は空知秀秋先生といい荒川弘先生といい、藤田和日郎先生といい、男性は皆ムキムキという傾向があるような。肉体美。明治初期の北海道アイヌの話としては手塚治虫の「シュマリ」を思い出したり。といってもパラパラ見たものの積ん読してる本の1つなのですが。改めて読まなきゃと。当時珍しい切り口で、後に続くものがなかった話。陽だまりの樹もドラマを先に見ちゃったせいで積ん読中。読まねば。

「ブルーピリオド」
山口つばさ著。器用に生きてきた主人公が絵で目覚め、美大受験を目指すことに。美大予備校での青春模様。表現という広い意味でも画家を目指す考え方の教科書のよう。
イラスト置場に置いてるものの一部。pixivまとめにあげたイラストです。