BLUE HUMAN

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「ガンダムage」キオ編29〜33話

ガンダムage」キオ編29〜33話まで視聴。
29話は一見普通なのに不穏な空気が面白い。フリットにヴェイガン側の事情は伏せ一方的な情報を教えられたキオがミニフリットのよう。でも植え付けられた仮の正義感。あくまでじいちゃんのガンダムで自分ではないわけだね。
キオ編29話。キオは褒められて嬉しいという描写が多い。褒めてほしくて判断を人に任せる危うさががある。唯一褒めなかったシャナルアが死んだときはじめて褒められても嬉しくないという経験をすると。その褒めたセレックはのちキオが自分の判断で不殺を始めると非難する。敵母艦をわざわざギラーガごと狙い撃つ容赦なさ、砂漠を焼け野原にする豪快さ、湿地戦でのギラーガ深追い。そんなキリングマシーン。後にファントム3の生き残りのせいでセリックが死ぬ因果はキオの殺さない方針のせいではなくやはり無邪気に殺した過去のせいなんだなと。
33話でフリットは抱きしめてくれるけど何のフォローもしてない。これが戦争だから受け止めろというだけ。シャナルアの不安は正しい。キオはまだ自分の中に覚悟も目的もない子供。「生き延びるために身を守れ」とは戦場でのことではなく心のことかと。一兵卒のような登場だったゼハートはキオがアセムの子供だと知らないまま地上戦は終わり。ずっと知らないんだっけ?知るわけないのが自然だけど。誘拐後アセムから聞くまで。それまでも可能性は感じてたとしても。
物資不足の国は短期決戦で有利な戦局のタイミングで講和するのがベスト。二次大戦では日本も上はそう考えてたらしい。多分私利私欲にせよ講和に乗る人間をフリットは粛清してる。29、30話で宣戦布告なしに一時的に占領しても以後の補給がなければ領土は奪回される。余裕はないのに手加減。当時はザルに見えたイゼルカントの計画だけど。貧しい国の元首として考えると自国民に蔓延する絶望感を拭い去る目的だとすれば。戦争で一時的な希望による高揚を民衆に与えるのが一つ。ふたつ目は個人レベルの交流。地球人に接触したゼハートの変化で計画変更。生活させ観察。結果は影響を受けて自己犠牲に目覚める良い変化。兵の地球潜入はそんな良い地球人の存在を調査するためもあったかと。その結果計画がぶれたかなあと。二兎追うものは一兎も得ず。