BLUE HUMAN

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「モンスターストライク」「虹色ほたる 永遠の夏休み」

映画「モンスターストライク
スタンドバイミーしたかったと脚本の岸本卓さんがインタビューで言ってたがその通りで。ゆったりペースで子供セラピー要素もありノスタルジック。作画監督ドラえもんの人だし、タイムトラベルもあるし子供の冒険という意味ではドラえもん的でもあるかな。鈴木Pが岸本さんが元ジブリだからジブリっぽいと言ってたが、ジブリはボーイミーツガールなので違うかと。ただ、子供たちの冒険エピソードにオマージュはあるがオリジナリティはなかったかな。経験じゃなく想像みたいでいまいち入り込めない感。そこは「虹色ほたる」のが上だった。実体験でなくてもいいけど妄想力というか、それが足りない。研究所と子供たちの旅の時間の流れが平行してるのかどうかちょい不明なのも。研究所の時間あまりが進んでないのに子供達の日にちが経ってるみたいだし。娘はカグツチとかモンストキャラが出ると喜んでたので、もう少し出番あってもよかったかも。特にラストの豪華他キャラ一瞬すぎてちとあんぐりしてたし。もったいない。個人的には「日曜日よりの使者」がEDでもよかったなと。好きなので。真ED後に重ねて流すと思ってたよ。

虹色ほたる 永遠の夏休み」
ヨウツベ東映公式で試聴可能。父親を失った少年がタイムスリップして昭和の日本に。現在はダムの底に沈んだ村の子供たちと触れ合う。キャラがラフでクセがあるが慣れる。というか、さらっと線描ける上手い人しか描けない絵。絵コンテとレイアウトに変化があって上手い。素肌感覚のある繊細ノスタルジック。監督宇田鋼之介、脚本国井桂。ダムといえばモンストもダムが出てたね。昭和はダムがいっぱい作られた時代。黒部ダムみたく電力に重要なのもあれば、治水水害対策に必要なのもあり。でも必要ないダムまでいくつも作られたり地元の対立もありと色々問題もあり。諸々難しさを色々孕んだアイテムかなと。村の子供と村に来た標準語を使う子供の短い交流の話といえば、宮沢賢治の「風の又三郎」。三郎視点からの村の子供たちとの生活という雰囲気もあったり。ヒロインより少年同士の友情が微笑ましくてよかった。