BLUE HUMAN

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「アイの歌声を聴かせて」「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」「ククルス・ドアンの島」

「アイの歌声を聴かせて」
吉浦康裕監督が原作・監督・脚本。母親の作っAIが主人公の高校に転校生として入学。バレたら終わりのテストだが奇行で早々に正体はバレる。母親の立場がないと案じた娘は黙っててくれるようにクラスメートに頼むが。ポンコツAIと高校生達の瑞々しい交流の話。彼女の子供の頃の玩具だったというAIの正体もなるほどと。ネットは広大だわ
ただ、歌が多すぎるし1曲ごとに長すぎる。ストーリーがいいのに歌で何度も停滞するのが惜しい。「君の名は」のヒットの後歌ものが一時流行ったからその流れかな。でもこちとら歌が聞きたいんじゃなく映画が見たいのであるよ。
最近見た「ミュジコフィリア」も話にほぼ関係ない、しかも脇役ヒロインが歌うシーンが多すぎて長すぎた。歌を削除しすっきりと兄弟の話に纏まればいいだったかと。
2組のカップルが中心なのだけど、男の子同士の関係におけるお互いの発見と友情の発露も青春でよいね。紀伊カンナさんのキャラデザに合ってる

「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」
すみっコ達の森に願いを叶える魔法使い達が来るが1人がとり残されてしまう。彼は泊めてもらう恩義にすみっコ達の願いを叶えようとするが。届かぬ願いはその人を形作る大事なもの。監督大森貴弘、脚本吉田玲子。心温まるちょい夏目友人帳というテイスト。前回の「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が監督まんきゅうさんは癖の強いギャグ物、脚本角田貴志さんはヨーロッパ企画という布陣。SF的なパラレルワールド物で大人の視聴にも耐える作品だったけど、今回は素直に子供向け。

ククルス・ドアンの島」
ある島で戦闘になりガンダムを失ったアムロはジオンの脱走兵と子供たちに出会う。ファーストガンダムの1エピソードだけど2時間に拡大。脱走兵の元仲間や上層部の思惑や島にいる目的や同年代の少年との交流などがっつり補完し独立した映画になってる。機体は3DCGだと思うけど、オリジンの頃より主線にいい感じに抑揚がついてて手書きの絵との親和性が高くなってるね。