BLUE HUMAN

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ジャンプヒロアカ!プチとゴールデンカムイとシュマリ

ジャンプヒロアカ!
轟君の次はパパン、だけど相手がAFOって、ラスボスきちゃうのか。エンデヴァー大丈夫か。作劇として改心するとヤバいから。

ゴールデンカムイ
本屋さんには近々の5冊くらいしか在庫なくてネットかなと思いつつジュンク堂に行ったら全巻山ほどあった。しかも出来立てほやほやの映画化決定の帯を巻いてある今年の版。どうやら絶賛増刷中ね。あるとこにはある。娘の指示で大人買い。しかし娘はテスト前。まだ読めないから自制して読まないという。良い心掛け。しかし私も道連れにしようする。こら。

ゴールデンカムイアニメ再放送は地上波はMX、BSはBS朝日、
CSの時代劇専門チャンネルで一挙放映してたらしいのでまた放映するかも
第1~3期は、難波日登志監督&ジェノスタジオの制作だったけど、第4期は、すがはらしずたか監督&ブレインズ・ベースの制作になるそうね。

「シュマリ」
手塚治虫著。拾い読みはしてたけど、いい機会なので何年越しにちゃんと読む。「ゴールデンカムイ」以前のほぼ唯一の明治期の北海道開拓民の漫画。男と逃げた妻を追う主人公シュマリ。割とすぐ妻は見つかるがよりは戻せず。開拓してはオジャンになる苦難と暴力の叙事詩。面白い。発表当時は人気がなく、作者自身調査して歴史の奥深さに飲まれたらしい。開拓、炭鉱、監獄、アイヌ問題、開拓時代末期の変化と盛り込み、どこまでも続けられそうだけど片思いの女房の思いで締め。「刺青」という刺青囚人と埋蔵金の短編があったので、着想はこれかも。プラス土方歳三も出た。手塚治虫は20頁ほどで終わらせるけど膨らませたら31巻。
主人公シュマリは手塚治虫の主人公には珍しいマッチョで繊細なタイプ。直情で暴力的だが嘘がなく一途で面倒見もいい魅力的な人物。他の人物もパワフルでタフでめげない。こうでないと過酷な環境では生きていけない故のキャラか。話がキャラを育てたのか。子供もいつもより逞しい。

野田サトル先生はネタカブリを後で知ったそうだけど、被ったからとネタを変えないでくれていて本当に良かった。ネタは有限だからどう料理するかが作者の腕と個性の見せどころ。被ったっていい、むしろアレンジ力で勝負してこそだと思う。入れ墨ネタは手塚治虫は「どろろ」でも使ってるセルフコピーだしね。同じネタでも手塚治虫はネタを塩振って素材そのままファーストフードで出す。金カムはフルコース料理でシェフのおすすめメニューもたっぷり追加された感じ。
むしろ共通点があるのはこんな生命力の高い人々や入れ墨囚人や金塊も本当にあったからで、何かに描かされているのかもしれないなと思ったり。