BLUE HUMAN

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『DEVILMAN crybaby』と2019年冬アニメ感想


全10話。凄いアニメで見応えあり。主人公不動明は友人飛鳥了に誘われ、心は人間のまま体は悪魔に変化するデビルマンとなり悪魔と戦うのだが。かわいく色っぽいキャラデザで、コミカルもある反面、原作通り人間の悪を掘り下げさらにエピソード追加で悲しさ残酷さマシマシ。湯浅政明監督、押山清高作監不動明役・内山昂輝飛鳥了役・村瀬歩永井豪の原作は後世の終末物に多大な影響を与えた名作かつ問題作。ヒロインの扱い、友情の愛憎への変化、当時ほかの少年漫画ではあり得ない。さすがに今もそうないか。少女達にはナニカを目覚めさせもしましたね。ええ。サタンが非常に美しく。あと、原作でも人気エピソードのシレーヌの話。シレーヌがもの凄くいい女で、カイムは小山力也さんの声もあって健気でいい男でした。オリキャラ幸田の設定、ミーコ設定の膨らませ、美樹の弟のエピソードも人間ドラマで。悪魔対デビルマン、ふたりの戦いは凄まじかったです。なるほど、と思うところも。原作では対峙したところでまでだったので視覚化されて嬉しい。

「revisions リヴィジョンズ」
最後になってBLな盛り上がりなんでここで。大介と慶作いいね。慶作ほんのりマリマリ好き設定なのにラストでこれくる。さすがシリーズ構成深見真さん。主人公にまるで恋愛ノリがなく最後もおでこチュウでよしって感じ。時間SFとしてもパラレルか同一時間軸か曖昧に続く感じでいいね。なんとヒロインも斜め上でした。まさかのほんとに慶作がピーチ姫。でもシリーズ構成が深見さんなので、同性同士の関係のが深くなるのは期待してた通りとも。主人公にとっては仲間の中では一番信頼してたし意味ある人選。

山田くんと7人の魔女
男同士のキスシーンがあると教えたら娘腐が乗り出したので、久々に全話視聴。毎話何度もキスシーン。勿論女性が多いけど、男同士も多いぞ。主人公山田と宮村押しでは。原作はこの先告白にプロポーズともっとやらかしてたり。ギャグ風にしつつも

どろろ
ばんもんの巻。久々に小林靖子さん脚本回。多宝丸生き延びました。弟という美味しい立ち位置ながら、原作ではこの話のゲストキャラ程度の比重で。娘はネタバレ見て片目とか非情な性格とか調べてるようで。原作うちにあるぞ、読めや。ばんもんはベルリンの壁の隠喩で、作品が描かれた時代は誰もなくなるとは思ってなかったね。多数のために1人を犠牲にしていいのかとの問いかけは原作にはないが、今時のテーマ。原作の勧善懲悪と農民の反乱はあの時代のリアル。

「ケムリクサ」
ラスト3話はまとめて見た。少女が寂しさから赤い木を作り。赤い木を閉じ込めて中に入り、少女は彼を助けようと分裂して中に入る。中で会ったのは二人とも複製。
青年は少女を責めずにやりたいことをやっていいという。失敗してもいい、後始末は大人の仕事だと。優しさであり、子供に対して萎縮しちゃだめだよという親の心とよくわかる。おそらくケモノフレンズ騒動を経ての本人の心からの言葉あろうと。
姉妹たちは少女の謎解きからラストの赤い木とのバトル、バリアの外の世界のオチまで綺麗にまとまり。泣ける話でした。ツンデレはかわいい。ガールミーツボーイ。」EDがアニメの前と中の内容になってるけど、最終回EDがプチ特別で、空間に二人が会う絵が入るようになってたという。娘が仕掛けに気づいた。なるほどここにこうくるか。おしゃれ。

「ネバラン」
二期やりますねー。モノローグがないので、静かな分、イギリスのあの映画みたいでした。二期はサバイバルだから、アメリカ映画みたいになるかな。原作は最終章で世界のネタあかしもされたし、最後までできそうではあるけど。どこまでやるのかな。

ブギーポップは笑わない
歪曲王の話を5話一気見。巨大オブジェ・ムーンテンプルの中に閉じ込められた人々が、精神世界に閉じ込められた。歪曲王の実験と真相と正体とは。ブギーポップによるセラピーのようでもあり。娘が映画みたいだねと。というか、一気に見るものだね。週一より映画向き。罪悪感に囚われ自分を悪と言う人を、ブギーポップは優しい人と言う。傷つけたり相手の期待に応えられなかったりと。優しいから自分を責めるのだと自分を客観視することが大事。逆に優しくない人は他人のせいにするか。その方がタフで生きるのが上手かな。