BLUE HUMAN

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「青のフラッグ」「アトムザビギニング」「夢印 −MUJIRUSHI−」

「青のフラッグ」
ジャンプ+で今日見て今日コミックスを買ってしまった。おお、なんだこれ大当たり。主人公と幼馴染と女子2人の高校生の四角関係の話。複雑で不安定な心情を抱えた少年少女。主人公を好きな幼馴染、少女を好きな女友達。幼馴染と女友達は同性に恋する同類として気持ちを知っている。ジャンプ漫画とは思えないくらい繊細で甘酸っぱくて切ない。しかしサンデーやマガジンではありえない要素が。WJ連載経験者らしくセリフも表情も心理描写も上手い。モノローグが誰のものか曖昧にしてるテクニックもあり。これは小説では多いテクニック。映像では音声ではっきりさせてしまうから文字メディアならではの表現といえる。字幕で出来なくはないがつまり文字メディアということ。特に主人公の気持ちをあえて曖昧にしていて間口を広げていて、先が読めなくて面白い。BL初心者にもBL予備群にもオススメ。

「アトムザビギニング」
お茶の水博士がお茶の水くんのおじいさんで登場してびっくり!ええええ!しかも「アトム今昔物語」の設定まで背負ってきた。たしかに原作の2003年をアトム誕生にしないならお茶の水くんでは年齢が合わない。とすると天馬博士はお茶の水おじいさんの知り合いではなくなる。

「夢印 −MUJIRUSHI−」
ビッグコミックオリジナル浦沢直樹の漫画が掲載。浦沢直樹×ルーヴル美術館のコラボだそうだけど。借金苦の主人公親子が会った人物はイヤミ?おそ松ともコラボしてる?

刻刻
TVアニメ化!時間のとまった別の世界で、神的な存在の異形の怪物や怪物化してゆく人間。植物みたいな昆虫みたいな巨大な怪物のフォルムがとても良かったけど、アニメ化の時期を外してしまったようで残念だった作品。最近過去の作品のアニメ化が流行ってるようで。消費者の望む流行りのものを後追いではなく、新しいものを制作の方からどう?と提示するのは正しいけど冒険。懐古とすれすれてはあるが。過去の有名作品ではなくマイナー作品ならば一般的には初見。もっとも日本では面白いフォルムの怪物はウケる傾向が。まどかもエヴァも敵の多彩なフォルムがよかった