BLUE HUMAN

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「狼を狩る法則 」「狼の遠き目覚め 」 「狼の見る夢は」J・L・ラングレー

「狼を狩る法則 」
pixivで多いオメガバースの元ネタ。アルファ・ベータ・オメガの設定を共有する人狼ネタは英米で人気とか。
J・L・ラングレー 。ネイティブアメリカン人狼の一族の話。人狼である獣医は運び込まれた狼が人狼で自分の運命の伴侶(メイト)と知る。若き教授である彼を群の仲間に紹介し関係を深めるが彼は何者かに狙われている。獣医の友達の消防士が身代わりに重傷を負い彼を生かすため人狼にする。双方の一族ぐるみで解決するが犯人は教授の元彼。皮肉の応酬な会話がアメリカン。
精悍な攻がノーマルで華奢な受がゲイだが、受が好きなくせに意地を張り攻が積極的。受だがアルファ。リバもあるのが読者を分けそうだがアメリカ風なのかも。でも好みとはずれるよくあるカプなのでリバでも全然構わない。食事をどっちも作りたがらないとこが男リアル。W主人公で受攻両方の視点が交互。

「狼の遠き目覚め 」
人狼シリーズ2作目。前作で人狼になった消防士は人狼の探偵と仲を深める。探偵は彼がゲイを拒否するので伴侶と隠していたが互いの本能が求める。友人に紹介され群れに対面するが消防士はオメガであり全アルファの支配の標的。そのため探偵は友人達と自分の群れを作ることに。皆の前で全裸で後背位性交と所有の印の噛みつき。一方消防士は元はゲイで情事を見た元カレを父に殺害された過去が。弟を父親の暴力から救うため探偵に過去の事件の捜査を依頼するが弟が危機になり。瀕死の弟を探偵の相棒が人狼にする。実は相棒は弟の伴侶。
双方精悍タイプだが攻は革ジャンハーレーSM趣味のゴリゴリハードゲイ。受は本能で無意識にキスに口淫をしてしまい明かすことに。受は本能を認めると従順になり御主人様と呼び命令を聴き乳首クリップや手首縛りやSM趣味を喜ぶ身体に。バイとハードゲイのカプ。前半攻が心を隠して忍耐するとこと自分より弟を選びそうな受に内心焦るとこはよい。やはり好みとはまたずれるが受攻はっきりでリバなし。

「狼の見る夢は」
人狼シリーズ3作目。主人公は2作目の探偵社の助手。遠方の大学入学で1作目の主人公のの兄と同居することに。彼らはメイトで仲良くなるが彼は人狼の群れの後継でありホテルチェーンの社長であり、ゲイだと公言できない身。仕方なく隠して付き合うものの次第にしんどくなり実家に帰る。一方社員の恋愛の揉め事に主人公も巻き込まれ怪文書が届く。実は犯人は主人公の大学の友人で、1作目でメイトを兄に殺された復讐だったが自殺。メイトカップルとメイトじゃないカップルそれぞれの揉め事。若者と社長の格差物。社長攻だがリバもあり。


ただ、キャラに感情移入できなくてドキドキもしなかった。だからリバも平気で読めてしまう。個人的に好きなカプならリバはあり得ないので、読めるということは乗り切れなかったなと。
両想いカップルが平和につきあってる作風は好みではない。でもBLの王道なんだなと。木原音瀬さんみたく波風があり相手を求めて足掻きもがくのが好み。あまりないんだなあ。