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R/EVOLUTIONシリーズ。五條瑛著。「愛罪」「純棘」「狂血」「誘魔」「屍界」「喪国」

R/EVOLUTIONシリーズ。五條瑛著。「愛罪」「純棘」「狂血」「誘魔」「屍界」「喪国」最終巻
「愛罪」製薬会社の血縁の中年と子供を翻弄するサーシャ陣営。W母探しと裏の画策。このシリーズは人探しが多いな。裏でサーシャが製薬会社を薬流通ルートに獲得。
「純棘」やっと主役2人が表に。久々に鳩も登場。戦時中に大陸で麻薬・軍・運輸で組んでた3人の男達の調査。その因縁は子孫や関係者に。右翼と人権政治家の対立とパレードでの抗争。フィクサー和田とサーシャの思惑。
「狂血」亮司に殺し屋櫂が懐く。久々の登場の大川は根岸傘下で画策。亮司巡る人々の思いと再会。外国人排斥派議員の櫂と大川による暗殺。オマケは和田の亡き息子と暴力団ボス根岸のBLな関係だがおい、そこを詳しく。
「誘魔」また主役はちょっと。有力者の子供を教団に集め洗脳するベトナム出身の実業家。中国系地下金庫から盗まれた大金。二つの事件の関わり。攫われた右翼の養子向季と製薬会社の子供。鳩と教団の半陰陽の幹部のBL関係と、オマケに根岸と和田の亡き息子のBL。
「屍界」ちょいサーシャ出る。亮司が殺し屋櫂絡みで行動。度重なる死者に日本人組織や多国籍同士は対立。暗躍する警察の裏組織。向季は和田の跡継ぎに。反外国人法案成立と反対派。退場する人も。
「喪国」前作の2年後。外国人の計画的流入と多国籍人の暴動と鎮圧。3人の男達による遠大な計画されたプチ革命のはずがガチ暴動に。亮司は出るがサーシャは遺産関係くらい。退場続々。
読み終わり。最終的に日本崩壊に至るスケールはいい。昔ならBL日照りだから少しあるだけでも貴重だっただろうなと思ったり。でも大体挨拶や世間話から本題に入るのがまどろっこしくてその辺さくさく飛ばし読み。映像化するならともかくもっと場面も台詞も削れるとか思ってしまう。結局主役二人は傍観者だったのが残念。主役の出番少なくて他のキャラにさほど魅力がなかったし。その辺もいまいち読みごたえが微妙な原因かも。後半のサーシャは事態に無関係とすら。