BLUE HUMAN

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ガンダムAGEのCDとバケモノの子への別の意味の期待

ガンダムage
大半アーティスト単位で曲持ってるからのびのびになってたベストCD。ライナーノーツだけでなく一見さんに優しいあらすじ冊子が付録に。ガンダム系にはついてるものなのかな。メカ設定本しか出なかったからムック用の原稿の流用かしら。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
キャラデザ原案伊藤悠とウサギ足なメカは面白いなと。PVのメカも渋くてよさげ。長井龍雪監督はガンダムAGEのOPやってたし。ただシリーズ構成岡田磨里は癖が。この人の脚本は感情移入できないキャラで冗長で微妙な下ネタ入れるし個人的に合わない。人間ドラマが少なくて戦闘ばかりだといいなあと。伊藤悠さんに話にも関わってほしかった気もする。

「バケモノの子」
子供時代は面白いという話でショタを楽しみにはしているのですが。子供は周りに育てられるのは同意だけど。物語として周りの人皆主人公のためにいるは違うかな。よくあるけどね。
子離れしたくないずっと子供にくっついていたい父親の願望が出てるとか。見ればまた違うかもだけど。「トランスフォーマー/ロストエイジ」も父親の子離れできてない感。細田守監督本人の脚本だしパーソナルな部分が出てるのかなと。共感するのは同じ願望を持ってる父親だけという。息子からしたら父親越えこそ正しい。セオリーなら子はどっちの親からも独立する。だけどそれは嫌なんだなと。オマツリ男爵も脚本は実質監督で寂しさや依存心がみっちり。こういう心はエンタメなら闇になるから悪役向き。細田守監督は宮崎駿より押井守タイプじゃないかな。エンタメ的共感よりパーソナル表現みたいな。どっちがいいじゃなく。そういう監督の本音が出てると見ると今こう思ってるんだなと観察できる映画ならではの楽しみがあるというか。それはそれで面白そうだなと。監督の本音とすれば逆に映画に興味がわく。
おおかみこどもの雨と雪」は正しく母親の子離れ。エンタメとしてバランスよいのは脚本の奥寺佐渡子さんの力ね。最大多数の最大共感と社会的正義がエンタメだし。

どうもライバルキャラはいいのに萌えはなさげだし。勿体ないなあ。小学生以上なら大人より同年代の価値観の違う者との友情や諍いから自ら得て成長するものだし。異世界物だし現実にも影響とかやっぱりデジモンだし、デジモンテレビシリーズみたいでいいのに。サマーウォーズも映画デジモンだったし。
粗筋見てだから本編見たら違うかも。見る頃には忘れてるかも。でも今の時点での感想として。同年代との交流はなく周りは大人で優しく手取り足取り教えてくれる環境で案の定いい年して箱入りに育ってしまい教育ママに従順。もしくは初対面の人間に洗脳されたと見えるなあ。でもある意味シュミレーションかも。我が子の周りは優しくあって欲しくてそうしたらこうなった。本当に必要なのはひとりでも生きられる力。
「おおかみこども」の息子の方の続きかなと思ってたけどどうも違うね。あっちは自ら獣道を決めたしっかりした子。でもって母は「私は何もしてあげてない」わけで。それでいい。子供が親にしてくれる。してくれたのは子供の方。

それはそうと今回初めてキャラデザに貞本義行さん参加してないのね。似せてるけど。