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艦長の子 カリン・ロワチー

「艦長の子」
カリン・ロワチー。3部作の2作目。アザーコン艦長の息子ライアンが主人公。甘ったれのボンボンだが暗殺未遂に遭い、幼い頃からの護衛と共に疎遠な父の艦に乗せられる。護衛は保護者件年上の友件母の愛人で依存しつつ複雑。父や前主人公ジョスや乗組員と軋轢と割と主人公うざい。父の過去を知りやっと世間知らずな己を反省。息子から見た艦長の話とも。前作から続き和平交渉と政府との不協和音。
母暗殺で故郷のステーションに戻り3部主人公の海賊後継者ユーリに誘拐される。ここは面白い。暗殺未遂と誘拐未遂エピは第3部で視点を変えて描かれてるし双方比較できる。主人公の幼馴染である意味艦の男娼エヴァンとの語らいも面白い
でも今作はBL要素は薄いね。護衛には依存してるけど彼は間男だしな。母の不倫が通低音みたいに響いて面倒くさい。お陰で父と護衛の関係がメロドラマ。主人公は両方大事で複雑な板挟み。なので母の死が自業自得に見えるのが。不倫がなければもっと面白かった。第3章だけ一人抄。そういえば「戦いの子」は第1章は二人称だった。「海賊の子」は一人称。色々試してるのかな。でも心情表現多いから基本一人称みたいな作風。
これで3作読破。3作目「海賊の子」が一番面白かった。でもBLだし癖がある。1作目でも多少エヴァンがそう匂わせる。2作目はそれがないから一番一般向けで普通。不倫エピソードも含めて一般的。やはり3作目を初めに読んで正解か。

ちなみに原題は『戦いの子』WARCHILD、『艦長の子』BURNDIVE、『海賊の子』CAGEBIRD 。