「ヤングガン・カルナバル」深見真著
5巻。4巻からの続き。主人公の師匠の弔い戦と相棒救出。仇敵倒し新たな敵の登場。亡き師匠を悼む主人公と師匠の元同僚がいい。元同僚同士の会話は別の意味で面白い。あわよくばと告白するソニアとこいつは俺みたいに辛くないなと看破し断る毒島。喪失感の重さの違いへの元同僚の苛立ちがいい。主人公が師匠と自分を重ね弟子との絆も深まりそうかな。敵の雇われ兵レインメーカーと主人公の対比もいい。親を消してから生き方迷子の敵と師匠を失い迷うも弟子を守るため踏ん張る主人公と。決着の付け方がかっこいい。作者の描く心に空洞のあるキャラは魅力的。
