BLUE HUMAN

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テイルズオブジアビス

テイルズオブジアビス
分身について。オリジナルではなくレプリカが主人公なのが珍しいし面白い。アッシュがあくまでルークを同一視するのは頑なにみえるが、オリジナルが主人公の話なら普通。元は一つなのだからたとえ自分と乖離した性格になり独立を主張しても周りも否定しても自分でしかあり得ない。2つに分けた存在の安定を求めて、元は一つである以上オリジナルの目指す目的は融合になる。もしくはどっちが残るか戦うかそれ以外あり得ない。レプリカのルークは別個の人間でただ偽物という認識しかなく周りもそうとしても。オリジナルだけが一つじゃない違和感を持つ。レプリカが主人公だから目指す幸せが違ってくる。ルークのそれはオリジナルとは別の個の確立。最終回前にそれ叶ってしまってる。ラストで融合して1人に戻ったのはオリジナルであるアッシュにとっての幸せとなる。物語の構造としてもハッピーエンド。最後に一つに戻りたいオリジナルの願いを叶えることもまた主人公の望みだったとすると。世界を救うだけでなく、自己の確立というやっと得た自分の幸せまで捨てる完全な自己犠牲。ラストの復活も含めて物語はとても残酷で残酷だからこそ綺麗だったりする。
最終2話はゼルダする手を止めて娘も見てた。対シンク戦とかカメラアングル自在でよく動いてて面白かった。ルーク対アッシュの対決も剣が重そうでよかった。対ラスボスは全員攻撃でゲームっぽくて別の意味で面白かった。