BLUE HUMAN

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WJ黒バス帝光編23話

WJ黒バス帝光編23話。
素晴らしい。ゲーム物ならともかくスポーツ物では今までにないのでは。友達が友達を玩具にして蹂躙する試合。ここまで凄い落差の表現するためにいい関係だった一年生からの描写があったわけね。囲碁における持碁みたいな相手不在のゲーム。しかも悪気ないという残酷さ。「ある出来事」は予想の斜め上だった。
黒子は見限るほどの出来事なのに彼らは解らないという難しさをクリア。これで第一話の黒子に繋がるわけだ。もしかしてこれから赤司がキセキの前で誠凛を玩具にする伏線かもね。彼らもあの時の黒子と同じ思いを味わうとか。今なら以前と違い憤るだろうから比較して成長を表せる。嬉しくないどころか哀しい勝利。相手不在どころか遊戯。ともすれば綺麗事にも聞こえる今までの言葉に説得力が。誠凛や火神が救いになった理由も明確になった。黒子がはじめ形振り構わず火神を利用するほどの怒りだったわけだと。後に現チームを見てなくて相手不在の逆に味方不在だったと反省するが、元はここからだったと。
黒子の功罪は赤司の言う「黒子は過去を語りたがらない」ところにもあるかも。よりによって旧友の存在は赤司しか知らないし。黒子が辞めて消えた理由も他のキセキは知らないわけで。すれ違い。特に青峰は親友に卒業までシカトされた理由がわからなくて憤ってたかも。もう高校で負かした今、過去を語らない黒子は当然もう彼らに当時のことを語ることもないだろうけど。火神が喋っちゃう可能性はあるが。
決勝のキセキの無邪気な残酷ぶりは賛否ある感じ。でも当時のヒールっぷりを描くには成功。灰崎の予言のとおり「残ったほうが地獄」が赤司によって行われる必要があったわけだし。
赤司は強くて黒くて素敵になったな。圧倒的パワー差を知恵とチームプレイと隠し球で切り抜けた今までのパターンが効かない相手。かなり決勝が楽しみになってきた。