BLUE HUMAN

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ガンスリンガーガールほか

アニメ「ガンスリンガーガール」第二期
水城せとなさんが政府に殺し屋として改造された少女たちの話と紹介されていた漫画。そのアニメ版を見る。架空の政治情勢のイタリアが舞台。思いのほか大人中心で政府側とテロ側の攻防が話の筋。そのテロ側のピノッキオという殺し屋の少年がいい。少年の過去の傷と壊れた心が痛々しい。少年がいれば少女より魅力的だわな。本来の主人公達である少女たちはバディの大人に褒められると喜ぶので警察犬みたいで割合幸せそうだし。恋する女の子は幸せというか。相田裕原作で同人誌→商業誌という発表のされ方をしたよう。OPとか音楽とか雰囲気は「ぼくらの」思い出す。話が情緒的でスローなところも。少年少女が限られた短い命で、決められた生き方で、それぞれどう生きるか、どんな意味を見出すのか、それでも幸せを見いだせるのか。子供で描かれるとテーマが純化する。寓話になる。大人では他の様々なものが無視できない。それはそれで別の生々しさの面白さがあるけれど。
最終回ではピノッキオは父代わりのおじさんを逃がし、宿敵の少女との死闘の末命を落とす。殺し屋の技術を教えた用心棒の男もおじさんも彼を息子のように思っていたものの、どう接していいのかわからないという不器用さがよかった。ピノッキオとテロ仲間の男女との関係もよかった。主人公側ではなく敵側だけど魅力的なキャラだった。シリーズではじめから見てるなら少女たちに思い入れがあるものかもしれないが。

「この男子、宇宙人と戦えます。」
山本蒼美作の実験アニメっぽいBL風友情アニメ。宇宙人とたった一人で戦う少年が「〜っす」という黄瀬喋りでほんとに木村良平CVだった。彼と本部の青年2人との交流の話。「この男子、人魚ひろいました。」助けられた男人魚と同居する少年の話。こちらは恋愛してたのでばっちりBLだった。