BLUE HUMAN

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「チェンソーマン」「ファイアパンチ」

チェンソーマン」
ジャンプヒロアカ。誰かがドアの外にいる。帰ってくるはずの者だが違うと予感がする。ホラーの演出で始まった、残酷なエピソード。しかしライトな印象なのは主人久が元気だからかな。悩む前に動く。頭切り替えて戦う。まさかの展開だったので先が読めないね。この前にあったパワーちゃんとのシーンは絵的には少年誌にはすれすれだったと思うけれど、セーフでよかったね。ネームがやらしくなければOKということで。幽奈さんでも絵的にはアウトでも妄想や憑依ならOKみたいなとこあるし。

ファイアパンチ
藤本タツキ著。全8巻。文明が崩壊し氷河期になった世界。主人公アグニと妹は再生能力の祝福者で村人に肉を分けていたが、村は突然現れた兵士達に虐殺され妹も死ぬ。主人公は死なず消えない炎を纏い触れる物焼き尽くす復讐者となるが。シリアスな出だしだが、残酷ながらユーモアのある爽やかさ。映画狂の相棒、助けた少年、能力者達との戦い、人々の教祖となる皮肉。先が読めないし悲劇が凄いしきついテーマだけど魂は少年漫画的。だから今「チェンソーマン」をジャンプ本誌で描いてるわけね。アンパンマンがモチーフと聞いて、なるほどと……ええ?!対談によると沙村弘明の影響があるそうだけど、そういえば初期は絵が似てるね。デッサンが上手くてアクションの構図が凝ってて細いざくざくした線で描いて、残酷とユーモアが同居してて、唯一と思っていたけれど沙村先生の作風に続く人が出るとは。喜ばしいことで。

最近のジャンプの連載は中堅層の復活という方向だね。支えていた漫画が次々と終了したところに新人ばかり投入するのは冒険すぎるからかな。余裕があるところで冒険はできるから。中堅層は漫画の描き方や感覚がプロなので安心感はある。新人はどう化けるかわからないギャンブル感が面白い。ジャンプ+の人気作品から本誌に来る人がもっと出てきてもよさげ。しかしそろそろハンター×ハンターが来てもいいんだが。

 

2020夏アニメと「アオイトリ」木原音瀬著

TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」
会話が雑談多くて軽快になったね。脚本が変わったかと思ったら、前回シリーズで半分以上執筆してた大知慶一郎さんで変わったわけじゃない。今回はシリーズ構成もされてるからかな。前回までは菅正太郎さん。原作はプロムの話だけどぶ厚かった。

デカダンス
第二話にして「がっこうぐらし」的な、いや全然違うけど
そういう類の驚きが!立川監督&瀬古脚本で、既視感のある話なハズがなかった。第一話のラストの謎が第二話の冒頭とOPで解かれる。娘に見せたら俄然興味が湧いたようで。彼らが宇宙人なのかアバターなのかまだ不明だけど。でもって主人公も女の子ではなく小西克幸キャラの方だったね。娘といっしょにもう一回第一話第二話を見るつもり。


読書
アオイトリ木原音瀬著。
特殊体質による序列が存在するΩバース世界。さらに一定年齢まで純潔を通せばベータになれるという設定もあり、オメガな主人公はベータ化を目指すが結婚を前に体調を崩し会社で後輩に襲われて、結果的に救われるが、婚約者には振られ、後輩と付き合わざるを得なくなる。後半は後輩の視点で義務的な結婚生活の苦悩と互いの理解。子供描写は希薄。

今週ジャンプが休みなのに気づかずGIGA買ってしまった……。毎度騙すような週刊ジャンプそっくりな装丁はどうかと思う。娘がGIGAの文字が絵で隠れてるのに笑ってた。幽奈さんの作者がやりたい放題だった。これくらい煩悩のままに描いていいんだよ?という新人へのお手本かしら。

ジャンプヒロアカ!とデク君誕生日

デク君誕生日おめでとう!1日遅れてしまった不覚。(tweet時の日付)

ジャンプヒロアカ!
幼馴染の連携かわいい。エンデヴァーに「デクを守れ」と言われてデク君を囮にするかっちゃん流石。さらにエンデヴァーとの連携もナイス。確かに師という以上に個性キャンセラーの相澤先生を守らないと積む。死柄木もこれ不穏な雰囲気でいいね。ラストページも迫力。みどころだらけ。
今週はお休みね。デジタル原稿練習かな。アナログ人間としては完全デジタルにすると作業時間かかりそうと思うけれども。元々デジタルの人は早いんだろうけどね。デジタルで仕上げは欠かせないけど。個人的には生原稿があると原画展ができる。堀越先生の原画展すっごく見たいな!
原作の勝デクの幼馴染ふたりがびっくりするくらい連携が取れてて、将来同じ事務所開けるじゃん、な布石すっごい。映画2で連携取るのはこの後ってことになるのかな、多分。2度目だから慣れたもんだったみたいね。来週楽しみ。
今回の事件の後でさすがにエンデヴァーには秘密を言わざるを得ないね。しかし轟くんには隠したままになる。友達のことなのに親が知ってて子が知らない…ってことになるな。う、ん、新たな親子の確執に繋がるのかならないのか、微妙かな。
相澤先生にも状況によっては秘密を言うのかもだけど、ここまできてまだ知らないようなので、まだまだ隠すのかも。生徒だから守ってるで通じそう。エンデヴァーには任務離脱の理由を死柄木の目的がデク君とだと直接言わざるを得ないだったけど。

とらのあなさん取寄販売のお知らせ

とらのあなさんで取寄販売のお知らせです。
期間は2020/07/24 ~ 2020/08/30。今回の対象は一部を除いた既刊本です。ジャンルは銀魂(高銀)、ナルト(サスナル)です。(ヒロアカ(勝デク)は除外ですが、次回復活します)
銀魂本「天の原 天つ風」「蓬莱の玉の枝」「鵲の渡せる橋」「子午線の祀り」4冊(除く「兜卒の天の食」)
NARUTO本総集編「Long Long Ago」1冊
以上を扱っていただきます。ヒロアカ本と銀魂本「子午線の祀り」以外はR18です。
ヒロアカ 本とNARUTO本は電子書籍もあります。一番下に書きましたので、よろしくお願いいたします。


銀魂本(高銀)
「天の原 天つ風」
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/44/49/040030444943.html
「蓬莱の玉の枝」
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/38/22/040030382230.html
「鵲の渡せる橋」
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/24/00/040030240048.html
「兜卒の天の食」←今回は除外
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/14/70/040030147004.html
子午線の祀り
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/07/17/040030071703.html

NARUTO本(サスナル)
「Long Long Ago」
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/07/73/040030077356.html
よろしくお願い致します。

今回は除外ですが一応置いておきます
ヒロアカ本(勝デク)
「RAPTOR」←今回は除外
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/56/99/040030569908.html

電子書籍
・ヒロアカ
「RAPTOR」
とらのあなさん
https://ec.toranoana.shop/joshi_d/digi/item/042000010934/
ガールズマニアックスさん
http://www.dlsite.com/girls/work/=/product_id/RJ207590.html

・ナルト
「Long Long Ago」
とらのあなさん
https://ec.toranoana.jp/joshi_rd/digi/item/042000017220

ガールズマニアックスさん
https://www.dlsite.com/bl/work/=/product_id/RJ275544.html

「HELLO WORLD」「二ノ国」

HELLO WORLD
主人公の前に10年後の自分が現れる。彼は現実から来て主人公の世界は量子コンピュータの記録の世界であると言い、近々恋人になる少女の危機を救うよう頼まれる。しかし救ったとき少女は彼に現実に連れていかれる。現実で彼の彼女が目覚めるが実はそこも記録の世界だった。時間SFやパラレルワールドの解釈に似て非なる。入れ子のどんでん返しが面白い。監督伊藤智彦、脚本野崎まど。ラストの解釈は、じつは彼女も記録世界から彼を攫うという、同じことをしてたけど、もっと計画的にうまくやったってことだよね。ハッピーエンドだけど、記録の世界から彼が彼女を攫うタイミングで、うまく彼の意識の方を攫ったわけだ。現実で彼女は起きたけど彼はダイブで意識が消えて昏睡状態になったかな。仮想世界も一つの現実でいいじゃん、という解釈はグリッドマンもだね。映画『HELLO WORLD』と「空の青さを知る人よ」が「別時間の同一人物が来る」という同ネタの同時期公開で監督同士がアニメ誌で対談してたね。でも冒頭だけで話は全く違うしジャンルも違う。SFと書いても前者はサイエンスフィクション、後者は少し不思議。どっちも時間SFではないのは意外だった。科学の進歩でSFの捉え方や解釈の仕方が変わるのは面白いね。今だとスマホやパソコンの同期やバックアップ、デバックとか、パラレルよりそう考えると理解がしやすいかもね。娘にあらすじを話したけど入れ子構造のオチにほほうと感心してた


二ノ国
前半は車椅子少年視点で、二人の子供時代やラストの語りはもう一人が視点。ゲーム原作だし視点をもう一人に絞ったほうがよかったんじゃないかな。車椅子少年と姫の恋は物陰から垣間見れば十分。二度目に飛ばされた先で騙され車椅子少年が恋で血迷ったと思い込んだ、とすっきりする。二人の少年現実と繋がった魔法世界に跳び、反目するも行き来して危機を救う。前半は説明的だが二人が和解してからの後半はスカッとバトル。娘は後半見てたけどジブリのスーパー作画で見てみたかったと。同意。元ジブリ森田宏幸さんも助監督で参加。レベルファイブの「二ノ国」アニメ映画化。実際、視点がもう一人の方になった後半はなかなかよかったと思う。子供時代のキャラデザも少年らしいやりとりもかわいかった。視点を固定すれば普通の少年が不思議な少年と知り合い、友人になるが、不思議な少年はあるべきところに帰った、みたいなかぐや姫をモチーフにしたようなストーリーになる。個人的にはそっちの方が好み。

2020年夏アニメその1

『GREAT PRETENDER』
古沢良太脚本で「コンフィデンスマンJP」と同ネタということで娘とともにとっても楽しみにしていた。主人公が逆さに釣られてるところから始まる。詐欺師の主人公は金髪のフランス人に出会い、アメリカに逃亡して詐欺に加担するが、しかし実は主人公は話の最初から騙されていたらしい。おお、びっくりだ。アクションといい、変わった背景といい、期待を上回る面白さ。エヴァ以来の貞本義行キャラもいい。愛すべき小狡い主人公と金髪詐欺師の怪しいキャラがいい。短髪少女加えてトリオものになるかなと。ついでに金髪詐欺師には両刀という隠し設定があると脚本家さんが発言。それも含めて楽しみ。しかし、ドラマも面白かったけど、アニメだとさらにワールドワイドにできるのがいいね!綺麗でおしゃれな絵で描かれる各国の風景も楽しみ。

デカダンス
未知の生物に襲われ荒廃した世界で人々は移動要塞で暮らしている。戦士志望の女主人公は装甲修理人の下に配属されるが、上司は実は戦士のようだね。設定は地上版マクロスみたい。第一話は空挺ドラゴンズっぽくもあるしエウレカセブンみたいでもあるし進撃の巨人っぽいとこもある。よほどじゃないと何かに似てしまうのはしょうがないところ。ただフックは弱いかな。主人公キャラも話の邪魔にならない元気少女で普通。ここから化けてくるかどうか。アクションはさすがモブサイコ100立川譲監督。瀬古浩司脚本ということでお話はちゃんとしてるんじゃないかなと。オリジナルなので未知数。

漫画色々三部けいさんの漫画など

「夢で見たあの子のために」
三部けい著。一家惨殺の生き残りの主人公は復讐を誓う。主人公は双子の兄と交信でき、それにより双子の兄の生存を知るが、どうやら殺し屋になってるらしい。過去の秘密も現在の進行中の真相もまだ定かでなく、登場人物の善悪も謎。
「水溜まりに浮かぶ島」
小学生の少年と残忍な殺人鬼が「僕たち私たち、入れ替わってる」してしまうサスペンス。殺人鬼は大金がめあて、少年は妹や周囲の人々が心配。視点は交互に変わるようで。「僕街」同様殺人鬼は絶対悪で善悪ははっきりしてるね。
ところで、著者は荒木飛呂彦の元チーフアシで、ジョジョの2部?5部頭まで担当してたそうね。なるほど咀嚼して受け継がれてるものがあると納得した。SFサスペンスな作品が多いのもだからか。「僕街」の主人公のリバイバル能力はバイツァ・ダストだよねと娘。「水溜まり」の殺人鬼と少年は吉良と息子みたい。著者は背景が描きたくてアシになり描くのが早いのでチーフになり。先生からはいろいろな構図を描くことを学ばれたそうな。だからか本人の漫画に背景が多いししかもしっかり手描きね。キャラデザは似てないけど、よくメインにいるぽってり唇の女子キャラは荒木ヒロイン的。漫画評でキャラクターを設定することを重視してるのも、荒木先生のキャラづくりを当たり前にお手本にしてるからかなと。「菜々子さん的な日常」(名義:瓦敬助)は女体の様々な構図を描くのが目的のHコメディ。

不滅のあなたへ
12巻の前世編終了まで読了。繊細な人間描写に容赦のない戦闘シーン、ソフトな絵柄のファンタジー世界なのに話はハード。化け物との行き詰まる攻防戦が終わったけど、大きな謎は残したままなので、現在は第二部の現世編が連載中。アニメは2クールあれば前世編全部いけるかな

恋と嘘
ムサヲ著。最新刊まで。国の決めた婚約者と恋する人と親友との四角関係。登場人物がみんな健気でかわいい。ままならない現実ながら、お互いを思いやり、自分の本心を考え、相手にキチンと伝える。コミュニケーションを大切にしているからかなと。

「AWAY」
萩尾望都著。子供だけが別の世界に飛ばされて18歳になったら元の世界に戻ってくる。子供達は自分達だけで生き延び、元の世界へ戻る者にメッセージを持たせる。現象の真相とは。

ジャンプ「チェンソーマン」
すごい展開に。やっぱりマキマさんは悪魔でしたか。最強だったし。怪物のイメージが毎度面白い

春風のスネグラチカ
沙村広明著。帝政ロシアからソビエト連邦になった頃。車椅子の少女と従者の青年は別荘の管理人に少女を伽をさせる取り引きをして住み込むのだが。彼らの正体とは。その目的とは。実は主従は逆転で従者が皇帝のご子息で少女がラスプーチンの家計という。外国映画のロマン感。

「幻想ギネコクラシー 1、2」
沙村広明著。短編集。シリアスもあるけどSFチックで下ネタもある。「波よ聞いてくれ」の方のテイスト